GNU screenで実現するどこでも開発環境

GNU Screenをクラウド上の仮想マシンや、遠隔地に配置してあるマシンで実行させた時の便利さはこの上ない。接続が切れても、つなぎ直せば、それまで使用していた環境が一瞬で復元される。CUI版のリモートデスクトップあるいはVDIといったところ。

最近は、MacBook (2015年春モデル)を、しばしば利用する。そのコンパクトさと軽量さゆえ、外に持ち出すにはもってこいだ。CPUパワーに関しては、非力とまでは言わないが、このマシンでバリバリ開発するのは、Core i7を搭載した高性能なサーバーやデスクトップ機と比べて相対的に効率が悪い。

このマシンとの外出時、ネットワークで遠隔の開発マシンにsshでログインし、screenにアタッチすると、どこでも開発が行える。カフェなどでWIFIが使えれば最高だが、そうでない場合、IIJmioのSIMを入れたiPhoneでテザリングしてもリモートマシンへのpingが100ms前後は出る。少しレスポンスに遅さを感じることもあるが、実用にはなる。それよりも、ちょっとした時間や、アイデアが思いついたとき、迅速に作業できることが、なによりも大きな価値だ。

私がいつも、ログインに使用するコマンドは以下のようなものだ。

$ ssh remote-machine -t "screen -dr pts-1"

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